当事務所代表は当初、弁護士として税務案件に関与していました。ところが、所轄税務署や国税局は税務案件について弁護士を依頼者の代理人と認めてくれません。税理士だけが代理人資格があるという立場なのです。
このため、代表は、実質的な争点の交渉に入る前に、税務署等に対し自分を依頼者の代理人として認めさせるという入口問題で、相当なエネルギーを消費せざるを得ないという経験を重ねました。
これらの案件は、結局、事実上代表を依頼者の代理人として認めさせて実質争点の交渉に入り、上手く解決できましたが、入り口問題で全体の半分近いエネルギーを使うのは合理的ではありません。
そこで、代表は税理士の資格も取得して弁護士と税理士の資格を使い分け、こうした入り口問題を回避する方策をとって仕事を継続していましたところ、図らずも依頼者の皆様から、税務調査等に限らず税金の諸々のご相談を受けるようになりました。
こうして当事務所は現在、弁護士と税理士両方の資格を持つことを生かして税金の様々なご依頼に取り組んでおります。当事務所の取扱案件は、大きく①税務調査、税務訴訟等の税務紛争の解決案件と②それ以外(通常の法人税・所得税等の申告業務、タックスプランニング等)に分けられます。